01. はじめての授業!!
第1回目は”ルワンダ語を日本人に教えてあげよう”というテーマで授業を進めました。生徒は服飾科の女性徒11名です。
Step1「生徒が知りたい日本語を先生に聞く」
【使う文】(ルワンダ語)は 日本語で なんですか?
Q(生徒):Murakozeは日本語でなんですか?
A(私):Murakozeは日本語で「ありがとう」です。
これをベースに下線部のルワンダ語をこんにちは・また明日・おやすみ・さようなら等に変えて、生徒が質問して私が答えるという会話形式にして練習しました。これが言えれば、知りたい日本語は私にきけますよね!! 私がルワンダ語を知っていないと答えられませんが・・・・
↓授業風景(レンガ学科男子クラスより)
そして次に「知りたい日本語を私に質問してみて!例えば教室にあるものとか・・・」というと、
「机・椅子・ペン・ドア・窓・ミシン・糸・教室・学校・・・・髪の毛!?お腹!?」
といった言葉を聞かれました。
他に「Give me a pen」や「I need a notebook」は日本語でなんですか?とも聞かれました。この手の質問は生徒だけでなく、先生方にも言われます。彼らが日本人に何が言いたいのか見えて面白かったです!
Step 2 「生徒が日本語(単語)をルワンダ語にする」
【使う文】(覚えた日本語)は ルワンダ語で (ルワンダ語)です。
今度は反対に、下線部には覚えた日本語の単語を使って、
・机はルワンダ語でAmezaです。
・ペンはルワンダ語でIkaramuです。
・糸はルワンダ語でUrudodoです。
と練習しました。
これができれば、ルワンダ語を日本人に教えることができますよね!
Step 3 「動画撮影、確認」
最後に動画撮影をしました。動画を撮ってる間も、みんなで確認もして盛り上がりました。ただ、まだ日本語もルワンダ語も聞き取りづらいので、ゆっくり言ってもらうなど改善ができると思いました。
これらの動画はfacebookで公開しようと思っています。準備ができたらお知らせします。
こうしてルワンダの田舎で勉強した日本語が、出国前の私のようなルワンダ語を知りたい日本人の少しでも役に立てれば、生徒たちのモチベーションにもつながると信じています。
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初めて日本語の授業をやってみたけど、”ことば”を教えるって難しい。洋裁の授業なら言葉で説明しなくても、絵を書いたり、実際に縫い方を見せたりすれば、なんとなく理解してもらえる。でも、少しでも話せるようになってくれたのは嬉しい。もっと教えて欲しいと言われたことが嬉しい。毎回、授業が楽しいって思ってもらえるように工夫していこうと思います。そして、私がルワンダ語(キニアルワンダ語)をもっと話せるように頑張ろう!という気持ちになりました。